迷い続けた末に、私は異業種へ進む決断をしました。ただし退路は断っていません。
転職相談に頼りながら、自分の気持ちを整理していきました。
今も挑戦の途中。正解ではなく、その時の自分なりの「覚悟と納得」でした。
「あぁ、また朝が来てしまった……」
そんなふうに思っていた時期がありました。
子どもは可愛い。
でも、心も体もすり減っている。
「でも私は保育士だし」
「他で通用するわけないよね」
そうやって、自分の選択肢を自分で狭めていました。
私は公立保育士でした。安定していると言われる立場です。
だからこそ、辞めるという発想そのものが、どこか“いけないこと”のように感じていました。
※「辞めたい」と思った理由をもう少し整理したい方は、こちらもどうぞ。
▶︎ 仕事を辞めたいと思ったときの話
迷って、迷って、それでも決めた理由
私が一番苦しかったのは、スキル不足よりも責任感でした。
年度途中で担任を降りること。
子どもたちを置いていくこと。
保護者の顔。
同僚の目。
「逃げちゃいけない」
ずっとそう思っていました。
辞めようと思っては揺れ、やっぱり続けようかと思い、また疲れて迷う。
堂々巡りでした。
それでも、あるときふと考えたのです。
このまま5年後も同じ気持ちで働いていたら、私は自分の人生を好きでいられるだろうか。
決断した瞬間、不思議とスッとしました。怖さはありました。
でも私の中では「覚悟」と「納得」に近い感覚でした。
ただ、正直に言うと。
うまくいかなかったら、また保育士をやろう。
当時はそう思っていました。
退路は断っていませんでした。でも、それでよかったと思っています。
迷いの整理から始めたい方はこちらへ。
▶︎ 転職に迷うときの整理ハブ
「保育士しかできない」と思い込んでいた私へ
当時の私は、「自分には保育の経験しかない」と思っていました。
でも振り返ると、保育の仕事は毎日が同時進行です。
- 保護者との信頼関係づくり
- 行事や保育の段取り
- 突発的なトラブル対応
- 複数業務の時間管理
慣れすぎていて、見えなくなっていただけでした。
私は「今すぐ辞める前提ではありません」と伝えた上で相談しました。
決断するためではなく、整理するために。
もし「ここしかない」という思い込みをゆるめたいなら、
こういう方法もあります。
急に自信がついたわけではありません。
でも「ここしかない」という思い込みは、少しゆるみました。
今のあなたに用意されている4つの道
「もう限界かもしれない」と感じたとき、選択肢は二択だけではありません。
1. 期限を決めて続ける
「とりあえず3月末まで」と決めるだけで、気持ちが軽くなることがあります。
今の職場にいながら、外の情報を集めるのも一つの方法です。
2. いったん休む
どうしても明日行けない。そう思うほどしんどいときは、休むことも立派な選択です。
まずは回復を最優先にしてもいい。
3. 次を決めて辞める
ここではもう続けられない。そう確信しているなら、次へ進む準備をするのも一つの道です。
4. 外を見るだけ
転職すると決めなくていい。
「今の私の経験はどう見えるんだろう」と話を聞いてみるだけでも、世界は広がります。
もし外の世界が合わなければ、また保育士に戻ることもできます。
退路を断たなくていい。戻れる場所があると思えることは、安心材料です。
決断はゴールではなく、実験のスタートだった
迷いがゼロになったわけではありません。
私は今も挑戦中です。
もし違うと思ったら、また選び直せばいい。
キャリアは一度きりの一本道ではなく、何度でも更新できるものだと思っています。
転職後の生活のリアルはこちらにまとめています。
▶︎ 転職後の生活の現実
そして、1年後の今の気持ちはこちらに。
▶︎ 決断から1年後の現在地
私はこうしました。
でも、あなたが同じ選択をする必要はありません。
迷ってもいい。決めてもいい。決めたあとも、揺れていい。
あなたが、あなたのペースで納得できる形を見つけられますように。
よくある質問
Q:30代で未経験の異業種は遅いですか?
A:遅いかどうかよりも、「今の自分が納得できるか」を私は基準にしました。年齢よりも、気持ちの整理のほうが大きかったです。
Q:保育士に戻る前提で転職するのは甘いですか?
A:私は甘いとは思いませんでした。戻れる場所があると思えたことが、挑戦するための安心材料になりました。
Q:退路を断たないと成功しませんか?
A:退路を断たなくても、覚悟は持てました。私は「やってみたい」という気持ちを大切にしました。
Q:決断して後悔はありませんか?
A:後悔がゼロとは言いません。でも、あのときの自分には納得しています。そして今も、実験の途中です。
