仕事を辞めなかった、という話をすると、
「それって結局、我慢したということ?」
と受け取られることがあります。
でも、私自身の感覚としては、
「我慢した」という言葉は、少し違う
と感じています。
子育てと仕事の両立に悩み、
辞めたいと思うほど追い込まれた時期がありました。
それでもすぐには辞めず、
立ち止まりながら考える時間を選びました。
この記事では、
「辞めなかった=我慢」ではなかったと、あとから気づいたことについて、
私自身の経験をもとにお話しします。
当時の私は、実際に「今すぐ辞めたい」と思うほど追い込まれていました。そのとき最初にやったことは、今すぐ辞めたいと思ったときに、私が最初にやったことにまとめています。
「辞めなかった」という事実だけが、ひとり歩きしてしまう
外から見ると、
「辞めなかった」という事実だけが残ります。
そのため、
「結局は我慢したんですね」
「続けられたなら、大丈夫だったんですよね」
と言われることもあります。
でも、その言葉には、
その間に何を考え、どう動いていたかは含まれていません。
辞めなかった期間は、
何も考えずに耐えていた時間ではありませんでした。
辞めたい気持ちは、確かにあった
まず前提として、
「辞めたい」と思っていた気持ちは、本物でした。
人間関係や職場環境に限界を感じ、
仕事帰りに涙が出る日もありました。
「このまま続けたら、心が持たないかもしれない」
そう感じるほど、追い詰められていた時期です。
だからこそ、
辞めなかった理由を「我慢」で片づけられると、
少し違和感が残ります。
辞めなかった理由は、「選べなかった」からではない
辞めなかった理由は、
「辞められなかったから」ではありません。
子どものこと、生活のこと、
いろいろな事情があったのは事実ですが、
それ以上に、
「どう辞めるか」「いつ辞めるか」を考えていた
という感覚が近いです。
一度、外の選択肢を見たからこそ
外の選択肢を見たからこそ、迷いも具体的になります。私が迷いを整理した流れは、転職した方がいいかわからない30代へに書いています。
転職先を探し、
実際に求人を見たり、話を聞いたりしました。
その中で、
「今の職場しかないわけではない」
という感覚を持てるようになりました。
この感覚があったからこそ、
今すぐ辞めなくても、自分を見失わずにいられたのだと思います。
「いつでも辞められる」という前提で働いていた
辞めなかった期間は、
「ここにしがみつくしかない」という気持ちではありませんでした。
「必要なら辞める」
「でも、今はここでやる」
そうやって、
主導権を自分に戻した状態
で働いていた感覚があります。
立ち止まっていた時間に、実は整理していたこと
辞めなかった期間、
私は水面下でいろいろなことを整理していました。
何が一番つらかったのか
仕事内容なのか。
人間関係なのか。
働き方なのか。
「全部つらい」と感じていたものを、
少しずつ分解していきました。
その結果、
自分が一番消耗しているポイントが、
少しずつ見えてきました。
自分が大切にしたいものは何か
仕事を通して得たいものは何か。
子どもとの時間をどう守りたいのか。
「こうあるべき」ではなく、
「自分はどうしたいのか」を考える時間でもありました。
結果的に、辞めるタイミングを「選んだ」
私は、
悩み始めてからすぐに辞めたわけではありません。
整理と準備を重ねた上で、
約1年後に退職を決断しました。
そのときは、
「もう限界だから辞める」という感覚ではなく、
「今なら、自分で選んで辞められる」
という気持ちでした。
この違いは、
あとから振り返ると、とても大きかったと感じています。
「我慢」と「選択」は、見た目が似ている
外から見ると、
「続けている」「辞めていない」
という事実は同じに見えます。
でも、
内側で起きていることは、まったく違う場合があります。
・逃げ場がないと感じながら続けているのか
・選択肢を持った上で続けているのか
この違いは、
心の負担に大きく影響します。
まとめ|辞めなかった時間も、ちゃんと意味があった
「辞めなかった=我慢」
そう単純に言い切れない時間が、確かにありました。
立ち止まり、考え、選択肢を広げた時間は、
あとから振り返ると、
自分の判断を支えてくれています。
すぐに辞めることも、
しばらく続けることも、
どちらも、
自分で選んだのであれば、立派な選択です。
もし今、
「辞めたいけれど、辞めていない自分」を責めているなら、
その時間に、
何を考え、何を整理しているのかに、
目を向けてみてください。
この記事が、
あなた自身の選択を、少し肯定できるきっかけになれば嬉しいです。
もし今、子育てと仕事の両立がしんどくて「転職すべきか」で揺れているなら、判断の前に一度状況を整理するのがおすすめです。子育てと仕事が辛いと感じたらで、決める前に考えたいことをまとめています。

